代表挨拶
代表挨拶
私達が考える旅のカタチ
海外旅行が自由化されて間もない1969年に創業した弊社は、1995年からNGOピースボートと二人三脚で、数多くの船旅を実施してきました。
小さなお子様から90代の方まで、さまざまな職業・経歴を超え、船という空間で過ごす。その場所は多様で多彩な「社会の縮図」と言えるでしょう。
「世界一周」という、大きな旅行にも関わらず、多くのリピーターの方々にご支持を頂いているのも、そんな船という場所が人と人とのふれあいの場所になってきたからだと思っています。
モノや情報が国境を超えて動くようになったいま、実際に海外へ出てその土地を感じ、人と出会うことはより重要なものになっています。私自身もかつて、ピースボートクルーズで各国を訪問して発見したことや驚きが原体験となり、旅行業に携わるようになりました。
その「旅行」を通して感じること-- それは、だれもが旅を楽しみ、美しい風景や生活にふれることができるのは平和という前提があってこそ、ということです。旅行業は「平和産業」であり、平和な環境で各地へ訪れることで人びとが出会い、相互理解を深めていく。それこそがふつうの人びとが主役となる「外交」と言えるでしょう。
私たちはそうしたふれあいの場所であり、貴重な直接体験のきっかけとなる旅をこれからもつくり続けていきます。
私が思うピースボートクルーズの魅力
のんびりとした船の上には、人生を豊かにするかけがえのない時間が流れていると思います。日々変わる海の色を見つめ、船で出会った友人たちと、海に沈む夕日を眺めながら語らうことは、日常の生活では忘れてしまいがちな「自分自身を見つめなおす」貴重な機会でもあります。
このクルーズに乗船頂いている方々は、そういった、物質的な豊かさではない、心の豊かさを大切にされている方々だと思います。
そのような船での日々や、たくさんの寄港地でさまざまなすごし方ができる、乗船される方の数だけ旅の楽しみ方があるのが、パックツアーにはないこの旅の魅力ではないでしょうか。